新規事業の起ち上げがホームページ開設のきっかけでした。

伊藤製作所(木工加工業)
代表 伊藤康文 様
http://www.itoseisakusyo.jp/
浜松ならではのピアノ部品を始めとする木製の楽器部品製造を行っている伊藤製作所様。他にもゲーム機器やAV機器の木製部品、さらにはオーダー家具の製作まで、木工加工ならなんでも対応できる製作所です。10年前から新しい素材として「竹」の可能性に着目し、竹をシート状に加工した「竹薄板合板」の開発に着手しました。有名な「鳥人間コンテスト」にも「竹薄板合板」を使用して優勝した経験もお持ちです。
この新素材「竹薄板合板」を広くPRして、さまざまな業種で取り入れていただくことを目的にホームページを開設されたそうです。Q. 以前からホームページはお持ちでしたか?
いや、それまでは従来の取引先で受注できていたので、ホームページの必要性をあまり感じていなかったから、持ってませんでしたし、すぐにも考えてませんでした。特にPRする必要性も感じてませんでしたから。
Q:では、開設に踏み切ったきっかけなどがあったら教えてください。
竹の薄板合板の開発をまだ試行錯誤している時に、偶然に商工会議所の会報誌でホームページセミナーを見つけて、興味本位で参加したことがあったんです。ちょうど6、7年前です。それが、「ウェブサポ」のセミナーでした。
ただその頃は、まだ竹薄板合板を製品として受注できる体制にありませんでしたから、とりあえず少し気にかけているだけでした。その後、2014年の秋にそろそろ素材として製品に取り入れてくれる先を探したい、ホームページを用意しなきゃ、と思い連絡をさせてもらいました。
Q:数あるHP作成サービスの中からどうしてウェブサポを選んでいただけたのでしょうか?
もちろん、他にもホームページの営業マンが来たり、知り合いに頼まれたりしましたよ。だけど、セミナーがわかりやすかったし、いろいろと無料で相談させていただいたからね。商工会議所が薦めている点も安心だったのでお願いしました。

Q:完成したホームページに対する素直な感想を教えてください。
作ってもらったデザインも内容も希望どおりで満足しています。
ただ、1年過ぎていろいろと改善点がだんだんと気になってきてます。マンネリ化もしてきましたし。例えばページのレイアウトだったり、内容をだんだん変更したくなってきましたね。
当初は竹薄板合板を中心としたホームページにしたかったので、狙い通りに竹薄板合板の問い合わせにはつながっているのかなとは思います。今後は社内でいろいろと手を加えようと準備を初めています。
Q:「竹薄板合板」を使った新製品開発のご相談は、毎月よくいただくそうですね。
そうですね。今月(2016年6月)は特に多くて電話も合わせて4〜5件、平均で3件くらいは入ってます。ただ、これから企画する商品の素材に使えるかの段階のお問い合わせですから、すぐに仕事になるわけではありませんが。竹の特性も理解してもらうまでも時間はかかるし、実際には製品化にするまでには、なかなか時間がかかります。
それでも当社にとっては、予想外のところでプラスになっている点も多いんです。
「竹薄板合板」については、ほんとに全国からいろいろな問い合わせが来ます。「こういうモノを作れないか」「こういうモノに使えないか」という依頼ですから、今の技術では出来ないこともあります。でもなるべく要望に沿えるようにいろいろと社内でも考えますから、何とかできるようにと社内の技術が向上する、いいきっかけになっています。しかも、「こんなもの作っている会社があるんだ」という、いろいろな情報が入ってくるのは面白いですよ。予想外のアイディアを知って刺激を受けますね。
県外の官公庁や研究機関、大学など、これまで取引の無かったところから相談をいただけるのも、ホームページの効果ですね。
今後は木工加工の分野でも新しい取り組みができないかを考えています。今までも、大手メーカーさんの依頼でさまざまな木工品を作ってきた実績はあるんですが、守秘義務もあって制作事例としてホームページには載せてはいません。当社の歴史は木工加工の方が長いので、豊富な制作経験と技術に対する自信は持ってます。


Q:公開してからの感想やご意見はありますか?
取引先からも「立派なホームページだね」と褒めていただくし、公開後のアフターサービスもちゃんとやってもらってるので、とっても感謝してます。
